ジメジメした天気がようやく終わり、やっと暑い夏が始まった8月8日、9日の2日間、札幌市白石区にある 北海道歯科産業 にて、歯周外科 実践セミナーに参加しました。講師の先生は北九州市でご開業の 上田 秀朗先生です。このセミナーはとにかく実習がメイン。しかも受講後の評判もイイと聞いていたため当日は楽しみにしていました。ただ、場所がとても不便・・・最寄の地下鉄からも遠いのがちょっと辛かった。
始まって10分しないうちから縫合の基礎実習がスタート。
今回の実習では本物の豚の顎骨を使用。豚臼歯を人間の歯に見立てて基本的な縫合、切開を行なっていく。その他、歯肉移植、結合組織移植、GBR(guided bone regeneration:骨誘導再生療法)テクニックなどの応用術まで習得。明日からの臨床にスグ役立つ訳だから受講生の評判がイイ理由がイイのも頷ける。
受講生の数人に後輩が混ざっていたのは嬉しかった。知り合いがいた方が何かと心強い。このセミナーでは事前に症例相談も受け付けていた。そして後輩の1人が症例を持参してきたので、セミナー内でディスカッションも行われた。
その中で、上田先生の臨床に対する真摯な姿が印象的だった。 「インプラントも行うが、歯科医師としての良心があるので、残せる歯は残す努力をする」 ディスカッション内で述べられた言葉である。歯科医師たるもの、やはりそうでなくてはいけない。