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アストラテックインプラントシステム研修会(補綴編)に参加

11月29日(日曜日)晩秋の日差しがまぶしいかった 東京都 千駄ヶ谷のアストラテック㈱研修室にて、アストラテック株式会社 主催によります 2009年度アストラテックインプラントシステム研修会(補綴編) に参加しました。講師の先生は大阪市中央区でご開業の 河村 達也 先生 です。

 

今回の研修会場の最寄駅であるJR千駄ヶ谷駅のすぐ側には東京体育館があり、その街路樹のイチョウの紅葉が最盛期を迎えていました。また綺麗な紅葉に巡り会えたことはラッキーだったかも知れません。

インプラントは、主に3つのパーツから構成されています。骨に埋められるフィクスチャー、そのフィクスチャーと連結され土台となるアバットメント、そしてそれに被せる補綴物(冠やブリッジなど)から成り立っています。

 

今回は補綴編の講義だったため、アバットメントと補綴物のお話がメインでした。アバットメントと補綴物をつなげる方法には、セメントで固定する方法とネジで絞める方法とあります。

 

11月中旬札幌で受講した 行田先生 のお話はセメント固定の補綴物がメインだったのに対し、河村先生 はネジ式固定の補綴物がメインだったため、双方のアストラテックインプラントの固定様式の違いを勉強することが出来ました。

 

ネジ式固定の最大のメリットは、術者がネジを緩めることで補綴物を取り外せることに尽きます。補綴物が壊れ修理が必要な場合や積極的にインプラント周囲を洗浄したいときは取り外せた方が有利に決まっています。しかし、技工操作がどうしても煩雑になるため、セメント固定で補綴してしまう歯科医院の多いことは事実です。

 

河村先生 は講義の中で、中間1歯欠損のケースではセメント固定、2歯以上の多数欠損ではネジ式固定と、それぞれに有効なケースで活用することを推奨していました。

 

セメント固定をメインにしていた自分としましては、もともと従来法であったネジ式固定を再考するいいチャンスだったと思いました。